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Vベルトの早期故障とトラブルシューティング
早期破損要因とその対策
イメージ | 故障原因 | 対策 |
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イメージ: | 故障原因:・ベルト張り不足 ・オーバーロード(ベルト本数不足) ・プーリとの接触角度が小さい ・油や水等の付着 |
対策:・適正な張りを与える。 ・ベルトの形を大きくする、または 掛け本数を増加させる。 ・適正なアイドラプーリを緩み側に 取り付ける。 ・プーリシャフトの平行度を修正する。 ・油や水を完全に拭き取る。ベルトカバー を取り付けて付着を防止する。 |
イメージ | 故障原因 | 対策 |
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イメージ: | 故障原因:・負荷変動、ショックロードが大きい ・負荷プーリのロック ・異物噛み込み ・オーバーロード(ベルト本数不足) ・熱が高く屈曲疲労が大きい - プーリ径・曲げ角度が小さい - 回転数が最大 |
対策:・ベルトの形を大きくする、または 掛け本数を増加させる。 ・放熱の処置を取る。 設計変更(プーリ径、曲げ角度、回転数 の変更等)をする。 |
イメージ | 故障原因 | 対策 |
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イメージ: | 故障原因:・ベルト張り不足によるスリップ ・高温下での使用 ・過小なプーリ径での使用や背面 テンションによる逆曲げ角度が厳しい ・直射日光が当たる |
対策:・適正な張りを与える。 ・放熱の処置を取る。 ・設計変更を検討する。 ・ベルトカバーを取り付けて直射日光を 遮断する。 |
イメージ | 故障原因 | 対策 |
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イメージ: | 故障原因:・テンションプーリが小さい ・逆曲げ角度が小さい ・張力不足によるスリップ摩耗 |
対策:・テンションプーリ径を大きくする。 ・曲げ角度を緩める。 ・適正な張りを与える。 |
イメージ | 故障原因 | 対策 |
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イメージ: | 故障原因:・プーリ溝の錆や仕上不良(溝面の粗さ) ・ベルト張り不足によるスリップ ・過大負荷によるスリップ ・ミスアライメントが大きい ・プーリ溝 異常(角度・形状・傷) |
対策:・プーリ溝面を均等に仕上げる。 (推奨面粗度:Ra=6.3a以下) ・適正な張りを与える。 ・ベルトの形を大きくする、または掛け 本数を増加させる。 ・アライメントを1/3°以下に修正する。 ・プーリを取り換える。 |
イメージ | 故障原因 | 対策 |
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イメージ: | 故障原因:・共振 ・多本掛けのベルト長さ不揃い |
対策:・取付張力をあげる。 ・使用回転数を調整する。 ・アイドラプーリ追加、軸間距離変更等に よってスパン長を変更する。 ・多本掛けのベルト取り換えは、一度に 全量取り換える。 (マルチタイプのご使用を推奨します。) |
イメージ | 故障原因 | 対策 |
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イメージ: | 故障原因:・テンションプーリが小さい ・逆曲げ角度が小さい ・ベルト張り不足によるスリップ |
対策:・テンションプーリ径を大きくする。 ・曲げ角度を緩める。 ・適正な張りを与える。 |
イメージ | 故障原因 | 対策 |
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イメージ: | 故障原因:・急停止、急起動での使用 ・ベルト張り不足 ・オーバーロード ・ベルトの選定間違い |
対策:・設計変更を検討するか、運転パターンの 見直し(緩やかな急加減速)の検討を 行う。 ・適正な張りを与える。 ・ベルトの形を大きくする、または掛け 本数を増加させる。 ・使用条件に合った適切なベルト仕様、 形、掛け本数を選定し、アイドラプーリ の取り付けで適切な張りを与える。 ・多本掛けのベルト取り換えは、一度に 全量取り換える。 (マルチタイプのご使用を推奨します。) |
イメージ | 故障原因 | 対策 |
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イメージ: | 故障原因:・過大負荷の常時入力 ・多本掛けのベルト長さ不揃い |
対策:・ベルトの形を大きくする、または掛け 本数を増加させる。 ・多本掛けの場合はマルチタイプへ変更 する。 |