購入価格を
決めるだけ!
…ではありません
2008年入社 S.H.
理工学部 生物学科卒
購買
- #30代
- #神戸勤務
- #生物系
CAREER
これまでのキャリア
- 研修/香川・神戸(1年)
- 購買/神戸(8年)
- 産休・育休(2年)
- 購買/神戸(2年)
JOB現在の仕事内容
製品を作るために必要な原材料を購入しています。
日々の業務は、必要なものを注文して納入日を確認することです。その後、納入を確認したら支払処理を行います。少しでも安く購入できる原材料を探したり、他に安くなる方法がないかを検討したりします。
日常のお買い物によく似ていると思います。しかしながら、少し違うところがあります。それは実際に購入したものを使うのは自分ではないということです。注文にミスがあれば、生産現場に迷惑をかけてしまいます。品質に異常がある原材料でベルトを製造すれば、顧客へ大きな影響が出てしまいます。
その様なことが無いように、新しい原材料を使う場合は技術部門にテストを依頼したり、品質保証部門と共に原材料メーカーの品質保証体制をチェックしに行くこともあります。また、原材料を不足させないために、ベルトの生産量を決める生産管理部門との情報交換は欠かせません。
購買は購入価格を決めることが専門の仕事と思われがちですが、様々な部門に協力いただきながら製品の製造を支える仕事をしています。
#01 部署の雰囲気
「にぎやか」です
社内外の方々と密にコミュニケーションを取るので、電話が絶えません。時には取引先に対して厳しい意見を伝える必要もあるため、あちらの席では激しい議論を繰り広げていたり、こちらの席では冗談を交えながら社内の他部門と情報交換をしていたりします。
購買部門の方々はコミュニケーションがとても上手だと感じます。メールや資料だけでは分かりにくいことがあれば、現場に確認に行ったりして他部門の方と頻繁に打合せを行います。
また、コミュニケーションを取るためには、色々なことを勉強する必要があります。相場や世界情勢を知るために新聞は常に机の上に置いてありますし、輸出業務や品質に関する資格や簿記検定を取得された方もいます。取引先・工場・製品設計部門などと話を進めるためには、原材料や製造方法の知識も不可欠です。
#02 印象に残っている
エピソード
入社3年目の時の話です。新製品の原材料を探して欲しいとの依頼があり、私が担当することになりました。今まで当社で取扱ったことがない原材料だったので、インターネットや分厚い企業一覧の本からメーカーを選定するところからスタートしました。複数の企業からサンプルを取り寄せ、研究開発部門でテストした結果、最終的に1社が必要な品質水準をクリアしました。原材料の品質を評価するのは研究開発部門ですが、「安定した量を購入し続けることができるか」を確認するのは購買の仕事です。原材料メーカーの工場に行き品質チェックを行ったり、企業業績に問題がないかを確認をしたりと、初めての経験を色々とさせていただいた為、思い入れのある原材料になりました。今は私の担当ではなくなりましたが、10年経った現在でも問題なく取引が続いています。
普段のお買い物では考えられないような大きな金額を扱うことや、価格交渉で想定以上の値引を勝ち取ることは購買部の醍醐味です。しかし、この様に「生産部門へ原材料を問題なく供給し続けている」ということも、地道にやってきたことの成果であり、嬉しく思います。