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バリューチェーンマネジメント ③安全と健康

バリューチェーンマネジメント ③安全と健康

労働安全と従業員の健康

 三ツ星ベルトグループは、持続可能な成長を実現するための価値の源泉は「人財」であると認識しています。


基本方針と活動実績


 従業員の安全と健康を確保し、これを管理するシステムを維持、改善することを経営における最重要課題ととらえ、「労働安全衛生基本方針」のもと、従業員の健康と安全の向上に資する活動を実施しています。



  1. 労働安全衛生基本方針

    三ツ星ベルトグループ全従業員の安全と健康確保、及びそれを管理するシステムの継続的な改善は、経営の最重要課題であり、全従業員が協力して安全衛生活動に取り組みます

    ■行動指針


    全従業員がコミニケーションを図り、全員参加で安全衛生活動を実行します。

    • 安全衛生管理システムが常に有効に機能するように維持、改善を行います。
    • 安全衛生関係法令および安全衛生管理規程を順守します。
    • リスクアセスメントおよび安全衛生教育を通じて、労働災害の未然防止を図ります。
    • 健康診断、メンタルヘルス対策、感染症対策等を実施し、全従業員の健康管理を推進します。
    • 交通安全意識を高め、交通事故の撲滅を図ります。

    2021年10月1日制定

    三ツ星ベルト株式会社



管理体制


 安全環境担当役員が議長を務め、全部門長がメンバーを務める「安全衛生・環境会議」が、年2回開催され、全社総括安全衛生管理者がまとめた実施状況報告について、社長と経営会議メンバーによるレビューを行い、その結果を戦略、方針、計画の見直しに展開いたします。見直された戦略、方針、計画は、地区ごとに選任された地区総括安全衛生管理者を通じて、実質的な実行組織である安全衛生委員会に通知され、それぞれの現場に対応した方針、計画へと展開されます。計画の実行内容は、安全衛生委員会が、月度で監視、評価し、報告書としてまとめ、地区総括安全衛生管理者を通じて、全社総括安全衛生管理者に報告されます。



実施状況


 安全衛生に関する項目において、三ツ星ベルトグループの事業活動にどのようなリスクと機会をもたらすのか洗い出しを行い、その結果を具体的な施策に展開しました。

 「法令改正にタイムリーに対応したコンプライアンスの徹底」、「リスクアセスメントによる災害の未然防止」、「健康診断システム、労働災害管理システムの維持・改善」を重点課題とし活動に取り組んでまいります。


法令改正にタイムリーに対応したコンプライアンスの徹底


 労働安全衛生法改正に伴う新たな化学物質規制への移行に向け、“化学物質管理者等の選任の義務化”など、タイムリに対応し法令を遵守するとともに、コンプライアンスに関する社内意識の向上に努めています。


リスクアセスメントによる災害の未然防止


 リスクアセスメントは、労働災害を未然に防ぎ、従業員の安全を確保するための基本となる、重要な手法の一つです。 生産現場をはじめ、あらゆる労働環境において潜在的な危険性または有害性を見つけ出し、これを除去、低減することを目指しています。年度計画に加え、工程変更等、適宜必要に応じ、リスクアセスメントを実施し、労働災害や職業性疾病の発生を未然に防止すべく取り組んでいます。


健康診断システム、労働災害管理システムの維持・改善



 三ツ星ベルトグループでは、定期健康診断、特殊健康診断、ストレスチェック等の法定健康診断以外にも、生活習慣病健診、その他がん検診が無料で受診できるよう健康保険組合と共同でプログラムを作っています。また、人間ドック、脳ドック、心臓ドックは受診資格に制限はありますが会社費用で受診することができます。2022年度、法定健康診断については100%実施し、また、その他の健診については希望者全員が受診しています。

 交通事故を含む労働災害については、「ゼロ災」を年度目標として、リスク管理の強化、内部監査による監視、ルールの見直し等を実施しています。